『ベスト・キッド2』は、ロバート・マーク・ケイメンが脚本を書き、ジョン・G・アヴィルドセンが監督した1986年のアメリカの武道ドラマ映画です。
『ベスト・キッド』シリーズの2作目であり、ラルフ・マッチオとノリユキ・パット・モリタ主演の1984年の映画『ベスト・キッド』の続編です。
前作の成功を受けて、すぐに続編の準備が始まり、最終的な脚本が完成すると、マッチオとモリタは再契約し、1985年5月から7月にかけて追加のキャスティングが行われました。主要撮影は9月にロサンゼルスで始まり、12月に撮影が完了。冒頭では前作の未公開シーンから始まり、ロケ地には、映画の中で沖縄を表すオアフ島も含まれていました。
ベスト・キッド2のあらすじ
オールバレー空手トーナメントでダニエル・ラルーソが優勝してから半年後。ある日、アリと別れたことにイラつきながら空手の先生であるミヤギ先生の家を訪れるダニエル。落ち着くようにと話すミヤギのもとに、父親の危篤を知らせるの電報が届く。ダニエルはミヤギに同行して、沖縄へ行く事を決意。沖縄を舞台に、ミヤギに対して長年の恨みを抱く旧友からライバルに変わった人物に遭遇することに。
ベスト・キッド2のキャスト
役名 | 俳優 |
---|---|
ダニエル・ラルーソ Daniel LaRusso |
ラルフ・マッチオ Ralph Macchio |
宮城成義 Mr. Miyagi |
ノリユキ・パット・モリタ Noriyuki “Pat” Morita |
ユキエ Yukie |
ノブ・マッカーシー Nobu McCarthy |
クミコ Kumiko |
タムリン・トミタ Tamlyn Tomita |
チョウゼン Chozen |
ユウジ・オクモト Yuji Okumoto |
トシオ Toshio |
ジョイ・ミヤシマ Joey Miyashima |
タロウ Taro |
ダナ・アンダーセン Marc Hayashi |
サトウ Sato |
マーク・ハヤシ Danny Kamekona |
ジョン・クリース John Kreese |
マーティン・コーヴ Martin Kove |
ジョニー・ロレンス Johnny Lawrence |
ウィリアム・ザブカ William Zabka |
ダッチ Dutch |
チャド・マックイーン Chad McQueen |
ボビー・ブラウン Bobby Brown |
ロン・トーマス Ron Thomas |
トミー Tommy |
ロブ・ガリソン Rob Garrison |
ジミー Jimmy |
トニー・オデル Tony O’Dell |
ルシール・ラルーソ(ダニエルの母) Lucille LaRusso |
ランディ・ヘラー Randee Heller |
ベスト・キッド2の作品情報
原題:The Karate Kid Part II
監督:ジョン・G・アヴィルドセン
脚本:ロバート・マーク・ケイメン
音楽:ビル・コンティ
撮影:ジム・クレイブ
編集:ジョン・G・アヴィルドセン、ウォルト・マルコネリー、バッド・S・スミス
製作:ジェリー・ワイントローブ
製作会社:Delphi V Productions
配給:コロンビア ピクチャーズ
上映時間:113分
公開:1986年6月20日
製作費:1,250万ドル
興行収入:1億3,000万ドル
ベスト・キッド2の作品解説
1作目に比べるとドラマ要素の強い作品。本来であれば似た様な構成にしそうなものですが、全く違うテイストを持ってきたというのは単に1作目の主役がダニエルだとしたら、今作の主役がミヤギであるという点。2人が主人公であることを示すには必要なことだったと言えます。脚本家たちは2作目のストーリーについて、ミヤギの故郷での展開か、クリーズの復讐かで分かれており、妥協案として、キャラクターにもっと焦点を与えるためにミヤギのストーリーで2作目を行い、クリースの復讐で3作目を行うことを決定したそうです。かなり挑戦的なことをしているんですが映画は大ヒットし、1986年の北米興行収入年間4位にランクインしています。
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ベスト・キッド2の感想・レビュー
筆者の感想・レビューは下のレビューコメントに簡潔にまとめました。旧作ですのでネタバレOKです、どしどし感想・レビューをお待ちしています。
沖縄ということになってるセットも初めて観ると思わず笑っちゃうレベルだけど何度も観てると慣れちゃってそこは重要じゃなくなってくる。そこよりもミヤギさんが事実上の主役になってるという点で考えると全く違う映画になっていて1作目とは比較しようがない。それでも最後はダニエルが新技で締めないといけないのは映画であるが故のもので、多少強引な結末でもあると言える。