『ベスト・キッド3/最後の挑戦』は、ロバート・マーク・ケイメンが脚本を書き、ジョン・G・アヴィルドセンが監督した1986年のアメリカの武道ドラマ映画です。
『ベスト・キッド』シリーズの3作目であり、ラルフ・マッチオとノリユキ・パット・モリタ主演の1986年の映画『ベスト・キッド2』の続編です。
当初は1作目に登場したジョン・クリースのシーンを大幅に増やす予定だったそうですが、クリース役のマーティン・コーヴのスケジュールがほかの作品と重なった影響で、テリー・シルバーというキャラクターが誕生し、映画に大きく貢献しました。
ベスト・キッド3/最後の挑戦のあらすじ
ダニエル・ラルーソが優勝したオールバレー空手トーナメント。大会後コブラ会が閉鎖に追い込まれ、ジョン・クリースが旅に出かける。入れ違いで沖縄から帰ってきたダニエルとミヤギ。ミヤギは管理人の仕事が無くなってしまい困っていると、ダニエルは大学の学費を使い、盆栽の店を開こうとする。一方でジョン・クリースの親友テリー・シルバーは、ダニエルとミヤギへの復讐を試みる。
ベスト・キッド3/最後の挑戦のキャスト
役名 | 俳優 |
---|---|
ダニエル・ラルーソ Daniel LaRusso |
ラルフ・マッチオ Ralph Macchio |
宮城成義 Mr. Miyagi |
ノリユキ・パット・モリタ Noriyuki “Pat” Morita |
ジェシカ・アンドリュース Jessica Andrews |
ロビン・ライヴリー Robyn Lively |
ジョン・クリース John Kreese |
マーティン・コーヴ Martin Kove |
テリー・シルバー Terry Silver |
トーマス・イアン・グリフィス Thomas Ian Griffith |
マイク・バーンズ Mike Barnes |
ショーン・キャナン Sean Kanan |
スネーク Snake |
ジョナサン・アヴィルドセン Jonathan Avildsen |
ルシール・ラルーソ(ダニエルの母) Lucille LaRusso |
ランディ・ヘラー Randee Heller |
ベスト・キッド3/最後の挑戦の作品情報
原題:The Karate Kid Part III
監督:ジョン・G・アヴィルドセン
脚本:ロバート・マーク・ケイメン
音楽:ビル・コンティ
撮影:スティーブ・ヤコネリ
編集:ジョン・G・アヴィルドセン、ジョン・カーター
製作:ジェリー・ワイントローブ
製作会社:コロンビア ピクチャーズ
配給:コロンビア ピクチャーズ
上映時間:111分
公開:1989年6月30日
製作費:1,250万ドル
興行収入:3,890万ドル
ベスト・キッド3/最後の挑戦の作品解説
脚本家のロバート・マーク・ケイメンは全く異なるストーリーを想定していましたが、1作目と同じ展開を求められたことで、クリーズの復讐に焦点を当てたことによりシリーズの中で一番ダークな側面が強い作品となりました。ダニエルとミヤギの仲に亀裂が入るあいだに時間をかけすぎているのと、テリー・シルバーの異質なキャラクターが回収しきれなかったのがマイナスに働いてしまっているかもしれません。興行収入は全2作を大きく下回りました。
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ベスト・キッド3/最後の挑戦の感想・レビュー
筆者の感想・レビューは下のレビューコメントに簡潔にまとめました。旧作ですのでネタバレOKです、どしどし感想・レビューをお待ちしています。
ダニエルの本来の性格が悪い意味でテリーシルバーに捕まってしまってて、ミヤギさんをもっと理解しようと早くからしていれば事態もそこまで複雑にならなかったと思うんだけど、やっぱり若いから仕方ないと言えば仕方ない。ここまではまだいいとして、マイクバーンズとの差がありすぎて実力で買っていないような大会の描き方はもったいない。本来であれば負けてると思えるくらいギリギリまでミヤギさんとの仲が改善してなかったから、終わらせ方が強引だったし物足りなさもある。